予防医学の歴史1(古代~近代)
ギリシャ時代に活躍したHippocratesの重要な業績は、
原始的な医学から迷信や呪術を切り離し、科学的な
医学を発展させたことである。
これにより「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」と
呼ばれている。
また、医師の倫理性と客観性を重んじ、医道を説いた
「ヒポクラテスの誓い」も有名であり、今日まで
受け継がれている。
その冒頭に記載されているギリシャ神話の健康の神
Hygieiaにちなんで、衛生学がhygieneと名付けられた。
●ギリシャ時代
Hippocrates(460~377BC、ギリシャ)
・「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」
・「ヒポクラテスの誓い」を初めとして多くの箴言を残した
・「空気・水・場所について」:疾病における自然環境要因の
重要性と説いた書物
(予防医学テキスト)