予防医学の歴史4(近世)
「産業医学の父」と称されたBernardino Ramazziniの
記した「働く人々の病気」は、鉱山労働者を初めとして、
従前から蓄積されてきた研究成果を集大成し、以後の研究に
おける基礎ともなるものである。
16、17世紀にはペスト、梅毒、痘瘡(天然痘)、マラリア、
ジフテリアなどの伝染病が重要視されていた。
その中で、Edward Jennerは、牛痘による天然痘予防法(種痘)
を見出し、天然痘の予防に大きく貢献した。
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●Ramazzini(1633~1714、イタリア)
・「産業医学の父」
1700年、「働く人々の病気」を発表、多数の職種の
労働について論じた
●Jenner(1749~1823、イギリス)
・「近代免疫学の父」
1798年、天然痘の予防を目的とした種痘を実施
(予防医学テキスト)