脂質の総摂取量をこれ以上増やさないことは重要であるが、
脂質の種類やその摂取バランスによる健康への影響も
確認されている。
動物性の脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸は、血中コレステロール
値を上昇させる。
動物性の脂肪に多く含まれる不飽和脂肪酸には血中コレステロール
値を低下させるものが多いが、n-6系(リノール酸、アラキドン酸など)
と、n-3系(αリノレン酸、EPA、DHAなど)の摂取比率を
約4:1にすることが望ましいといわれる。
近年、脂肪栄養を改善する機能性成分として、中鎖脂肪酸や植物
コレステロールなどを含む加工食品が販売されている。
(予防医学指導士テキストより抜粋)