世界規模では、ビタミンA欠乏による感染抵抗力の低下や
失明は重要な栄養問題である。
一方、先進諸国においてはビタミンA過剰摂取を原因と
する、催奇形性事例の報告があり、栄養機能食品では
注意喚起表示が義務つけられている。
近年、その欠乏症が注目されているビタミンに葉酸が
ある。
欧米では、先天性の神経管閉鎖障害予防のために
シリアル等への積極的添加を実施している。
葉酸欠乏では、血管性やアルツハイマー型の認知症が
起きやすいというデータがあり、また日本人の15%
は、葉酸欠乏になりやすい、遺伝子多型であるという。
(予防医学指導士テキスト抜粋)