食物繊維は、消化管の酵素で分解されない成分の総称とされ、
不溶性・水溶性などの様々な種類の食物繊維がある。
多くが、難消化性多糖類であり、これまで非栄養素として
取り扱われてきたが、腸内でもビフィズス菌増殖への関与や
大腸がん発症抑制、血中コレステロール低下作用などが
注目され、その機能性の研究が進んでいる。
プロバイオティック(腸内微生物の環境を改善することに
よる健康増進)が期待されており、新たに開発された
機能性オリゴ糖も食品へ添加されている。
便秘解消、血糖値改善、大腸がん予防など、全ての機能を
1種類の食物繊維で担うことはできない。
様々な種類を組み合わせて、摂取することが大切である。
(予防医学指導士テキストより抜粋)