バウムテスト

バウムテスト(Baum Test)は、木を描かせ構図や木の様子
(実や葉の有無、枝や根の形など)から心理を判断する
投影検査法。

【バウム、は、ドイツの伝統菓子「バウムクーヘン」でおなじみ
の言葉ですね。もちろん、「バウム」はドイツ語で「木」】

対象:幼児~成人。回答時間:3~20分。

「人間と木」にまつわる物語はいろいろ伝承されてきたが、
その中も最も巨大で有名なもの、それが、世界を支える
トネリコの巨木「ユグドラシル」。

スカンジナビアの「エッダ」、いわゆる「北欧神話」に描かれ
天界へと葉を伸ばし、人間界を幹に抱き、死者の国へと根を
張る、「世界樹」とも訳される「樹」。

「実のなる木を一本書いてください」と、樹木、もしくは実の
なる樹木を描かせるテスト。必要なものがB5のケント紙とHB
の鉛筆、消しゴムですむため、比較的容易に行うことができる
性格検査である。

幹の形からは自我強度、生命力精神力、内的衝動の流れ、感情
昨日の働きを象徴しているとされる。また、幹の下部が、幼少期、
無意識の経験を表し、上部が現在、意識された経験を表すとされる。

また、幹の長さ、太さも重要で、長さからは衝動性が、太さからは
主張性がみられる。