現代の先進諸国の食生活においては、エネルギー摂取量の確保は
極めて簡単である。
高濃度の糖分を含有するものや、脂質含有量の高いものは
高エネルギー食品であるが、口当たりが良く、日本でも食生活
の欧米化に伴い、消費が拡大している。
一方で、生産や運搬、保存などの食糧の確保に要する労力や
調理の負担、生活全般におけるエネルギーの消費が低下している。
このエネルギー摂取と消費のバランスの乱れが、体脂肪率の
上昇や肥満の一因となる。
摂取量の増加と消費量の低下から生じる余剰エネルギーを小さく
する工夫が必要。
(予防医学指導士テキストより抜粋)