熱量素である三大栄養素のうち、炭水化物とたんぱく質は
1gあたり4kcalを供給するのに対し、脂質は、1gあたり
9kcalで、極めて効率のよいエネルギー供給源。
したがって、食糧不足の状況においては貴重なエネルギー現で
あり、適切な脂肪摂取量が確保されることによって、たんぱく質
がエネルギーとして消費されず構成素として働くことができる。
飽食の状況においてはエネルギー摂取量に対する脂質の割合が
問題となる。
ダイエットで体脂肪を1kg減らすためには、理論上9000kcal
の節約が必要であるが、脂肪だけを選択的に減少させることが
難しいため、約6000~7000kcalの節約で体重が1kg減る。
(予防医学指導士テキストより抜粋)