クライエント中心療法(来談者中心療法)

クライエント中心療法は、カール・ロジャースが考案した心理療法。

「カウンセラーと患者は、対等な立場であるべきだ」と考え、
「カウンセリングの主体はあくまで患者である」という意味。

「患者の訴えに対してカウンセラーが、『解釈、暗示、忠告』
などといったカウンセリング技法は、根本的な援助にならない」
と考え、

1、「自己一致」(カウンセラーの気持ちに嘘がなく、純粋であること)

2、「無条件の肯定的配慮」(クライエントが表現している肯定的な
ものも、否定的なものも同じように大事にして受け止めること)

3、「共感的理解」(クライエントの気持ちに感情移入することで、
あたかも自分が感じている気持ちであるかのごとく感じとり、同時に
その感情に飲み込まれないこと)

の3条件でカウンセリングに臨む。

つまり、「感情を外に出すことによって癒しを期待する」ということ。

今の日本でのカウンセリングの主流はこの療法です。

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