交流分析療法とは、「自分の分析して、ありのままの自身を知り、
また他者との交流の仕方を分析して、明確になった問題点を改善
していこう」とする、心理療法。
交流分析の基本的見解は、
1、人はみなOKである。それゆえ、個々人は、正当性、重要性、
平等性の敬意を受けることができる。
2、人はみな、アダルト(Adult)として、考える能力を持つ。
3、人はみな、それぞれのストーリーと運命を決定する。しかし
ながらその決定は、変更が可能なものである。
4、子供のころに埋め込まれた環境不適合というストーリーから
の脱却は、不公平で不誠実な「今―ここ」の人生に基づいた感情、
不適切、虚偽からの開放のために、求められているものである。
(子供時代の苦悩、自己への同情、他人の心理戦、強制的な
行動、人生の失敗の繰り返しといったものからの開放)
5、交流分析のもとで変える目標は、自立性(子供の頃の脚本から
の脱却)、自発性、親愛性、「逃避」や「受身」といった問題の
解決、「進化」ではなく個人の治療、新しい選択を学ぶ、ことである。