2008年の国民健康・栄養調査におけるエネルギー摂取量
の平均値は1876kcalで、1960年の2096Kcalに
比較しても減少傾向にある。
この50年間で摂取量が最も大きく変動しているのは脂肪、
特に動物性脂肪であり、脂肪エネルギー比率は1960年
の10.6%に対して25.8%である。
エネルギー摂取量に占める割合は相対的に炭水化物が減少
しており、塩分の高いおかずでご飯をいっぱい食べる食生活
から、肉や卵、乳製品などを多く消費する欧米型食生活
への移行が明らかである。
平均値からはうかがえないが、日本食を中心に食生活を
営んでいる高齢者層に対して、若年層における脂肪摂取は
欧米の数値に極めて近くなっている。
(予防医学指導士テキストより抜粋)