THE ハプスブルク

2009.11.1

「国立新美術館」に行ってきました。
乃木坂駅から直通。シシィに会いにいってきました・・・。

ハンガリー王妃戴冠時(16歳)結婚。

バイエルン(今のドイツ)王家であるヴィッテルスバッハ家に生まれて、お姉さんがフランツ・ヨーゼフ1世(オーストリア=ハンガリー帝国皇帝)とお見合いをするはずだったのが、シシィ(エリザベート)が見染められてしまい、結婚。

しかしそもそも自由奔放に育った彼女にとって、しきたりしきたりの宮中は、居心地が悪かったのと、義理の母であるゾフィに、生まれた子供達をとられてしまい(養育のため)、シシィはいつも現実逃避するようになり、旅行ばかりをしていました。

旦那さまである皇帝フランツ・ヨーゼフ1世からは、生涯、愛され続けていたものの、自分用の銀のスプーン、フォークなど旅行用の食器セットなどを作らせて、大西洋に浮かぶマデイラ諸島やら、レマン湖やらハンガリーやらに旅行し続けました。

宮廷生活や皇后としての義務や職務を嫌い、いろいろと療養に行ったり、夫の同行でイタリアを訪問したり、個人的に旅行に出かけたり病院を慰問したりと、生涯に渡り理由と口実を見つけてはウィーンから逃避し続けました・・・。ちょっと自分勝手ですね・・・。

夫からは、「ヘルメスヴィラ」という宮殿を作ってもらったりしたのですが、そこには、吊り輪があって、年中、体操をしたり、生涯ダイエットなどがんばりました。昔は、エステの技術もなかったので、大変です。

しかし、諸行は無常で時は流れ続けるもので、段々と年齢を重ねるごとに衰えゆく肉体は隠せず、途中から、大衆の前に現れる際には、黒いベールを顔の前にたらし、お付きの者以外には、一切、顔は見せませんでした。

途中で、成長した我が子(男子)が、ピストル自害(といわれています)をしてしまったり、個人の人生としては幸せではなかったようです。でも、自分のためだけの人生では、決して、本当の幸せはつかめないのですがね・・・。

シシィよ、永遠に! 

シシィ 

(30歳以降は、一切、肖像画を描かせなかったシシィ。やはりこだわりますよね・・・)

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