箱庭療法

箱庭療法は、カルフがユング心理学(分析心理学)をもとに
発展させ、河合隼雄が1960年代に我が国に導入した。

一定の大きさの箱(縦57cm、横72cm、高さ7cm)
の中に、人、動物、乗り物、建物などのミニチュアを用いて
自由に患者につくらせ、内面にある抑圧された感情を表現
させる。

言語的表現が困難は、学童期、思春期の患者や発達障害患者
などに適応を検討するもの。

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日本には、伝統的にお盆の上に石を置き、風景を作る盆石
(ぼんせき)や、盆山・盆景などがあり、古くから箱庭で
遊ぶ文化があったという。

江戸時代末期から明治初頭にかけては多くの流派があった。
湯川秀樹は幼い頃、盆石遊びをし、その遊びを通して
「自分の世界を作っていた」という。このように、箱庭が
日本に古くから伝わる遊びや風習の中にあったといえる。
(Wikipedia)