精油の薬理成分2(ホルモン関係)

●ホルモン調節作用

・スクラロール(クラリセージ)

*精油の中には、ホルモンの分泌を調節する作用を持つ
ものがある。この作用には2ルートがある。

1、嗅覚刺激による視床下部・下垂体系の調節
2、精油成分とホルモンの構造が似てることによる作用

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*ホルモンとは

体中で、「いろいろな情報を伝え合う物質」のこと。

非常に少ない分量で、効果がある。50mプールに水をいっぱいに張って、
その中にスプーンで1杯分のホルモンを入れて混ぜる。それ位、血液の中
ではごく微量しかない。

体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがある。
現在、体の中には100種類以上のホルモンまたはホルモン様のものが
みつかっているが、これからもまだ増えると予測されている。

多くは、栄養素の1つ、タンパク質のもとになるアミノ酸が
数個から百個以上つながっ形のペプチドというものから出来ている。

たとえば、血液中のブドウ糖、血糖を下げるホルモンとしてインスリン
がある。

子どもさんの成長をうながす成長ホルモンもこの中にはいる。

血液中のコレステロールを材料として、副腎や卵巣・睾丸などで
ステロイドホルモンがつくられる。

膠原病や免疫の病気、気管支喘息、湿疹などの治療に使われる
副腎皮質ステロイドホルモンは、この合成品にあたる。

血液中のカルシウム量や骨の量を調節するビタミンであるVitD3も、
口からとったビタミンのもとから加工されて体の中でつくられる。

アミノ酸のチロシンが2つくっつき、それにヨードが3個または4個
つくと甲状腺ホルモンとなる。

副腎髄質ホルモンはアミンの仲間で、アドレナリン、ノルアドレナリン
という名前がついている。

この他にも、免疫を担当する血液細胞であるリンパ球にはたらく
サイトカインなども広い意味でホルモンに入る。

(日本内分泌学会HPより抜粋)