近代的な 「薬」

元々は、「薬」と言えば「薬草」の成分だったわけですが、
19世紀には、薬用の植物から次々と有効成分が「分離精製」
できるようになったのです。

やがて、同じ成分を、石油や石炭などの鉱物原料から「合成」
できるようにもなりました。

近代的な化学工業の技術により、植物からではなく、化学工業
的に、いろいろな作用や効果のある薬や香料が作りだされる
ようになったわけです。

それが今の「薬」ですね。

ある意味もちろん進歩なのですが、石油や石炭からの合成
ですので、副作用もちょっと心配ですね。

(もちろん薬もなくてはならないものなので、否定はしません)